二子玉川 Futako-Tamagawa
多摩川と再開発が同居する、世田谷ファミリーの定番上質タウン
どんな街?
二子玉川(ふたこたまがわ)は、東急田園都市線の世田谷区南西端。多摩川に面した河川敷と国分寺崖線の緑、そして大規模な商業再開発が重なり合う、東京でも珍しい「自然と消費が隣接する街」です。
街の骨格を作ったのは 2015 年に完結した二子玉川東地区再開発「二子玉川ライズ」。敷地面積 11.2 ヘクタール、民間としては都内最大規模のプロジェクトで、ショッピングセンター・オフィスタワー・高層住宅が一体整備されました。コンセプトに「水と緑と光」を掲げ、緑化率を高めたオープンモール型の 2 期エリアは、屋外広場で子どもが遊べる設計になっています。
一方、駅西口には 1969 年開業の玉川高島屋 S・C が長く街の顔を担っており、東口の新開発と西口の老舗百貨店という二構造が今も共存しています。多摩川の河川敷へは駅から歩いて 5 分、バーベキューやランニング利用が多く、週末の人出は相当なものです。
客層
30〜40 代ファミリーが厚い層を形成しています。「ニコタマダム」という言葉が雑誌で定着したのは 2000 年代ですが、今でも子連れの買い物客と週末のアウトドア組が中心。楽天グループや DeNA など IT 企業のオフィスが入居してからは、20〜30 代の若手社会人も平日昼に増えました。
観光目的の来街は少なく、週末の混雑は地元民と近隣からの目的来街が主体。多摩川の河川敷は遠方からも人を引きますが、下流の羽田・川崎方面からのアクセスも使われます。
昭和平成令和
戦後、現在の二子玉川ライズ一帯には遊園地「二子玉川園」があり、昭和の行楽地として賑わいました。1985 年に閉園し、以後 30 年の歳月をかけて再開発が進みます。平成の間は工事と権利調整が続き、令和直前の 2015 年に現在の「ライズ」が完成しました。
西口の玉川高島屋は昭和 40 年代から変わらず営業を続け、バブル期には「ニコタマ」ブランドが確立。その記憶を持つ 50 代以上と、ライズを知る世代が街に重なっています。
歩きかた
東口の二子玉川ライズと、西口の玉川高島屋 S・C は改札を挟んで別の世界観。ランチなら西口の商店街に個人店が残っていて、ライズより価格帯が落ち着く場合があります。
多摩川の河川敷へは東急の改札を出て「ライズの裏側」を抜けるルートが最短。春の菜の花と富士山が重なる景色は地元民が密かに好む眺めです。
土日は駅前とライズ内が非常に混雑するため、開店直後(10 時台)か夕方以降を狙うと快適です。
住む目線で見る
家賃相場
1R 10〜14万 / 1LDK 18〜26万 / 2LDK 26〜40万
ランク
高め住みやすさ
補足
東急田園都市線で渋谷まで急行約15分、二子玉川ライズ・玉川高島屋・楽天本社など大型施設が揃い日常利便性は世田谷屈指。多摩川の河川敷と二子玉川公園が徒歩圏で、週末のアウトドア需要が高いファミリーに支持される。国分寺崖線の高台側は邸宅エリアで相場が上振れ。家賃は世田谷区内で高め。