麻布台 Azabudai
森ビルの再開発最前線、港区の超高層新都心
東京 23 区 · 山手内側
どんな街?
麻布台(あざぶだい)は、神谷町駅から徒歩数分の丘陵地。長らく権利者が入り組んだ旧来の市街地でしたが、2023年11月、森ビルが約30年かけて整備した「麻布台ヒルズ」が開業し、その姿を一変させました。
高さ330mで日本一の超高層タワーを中心に、オフィス・住宅・商業・ホテル・インターナショナルスクール・医療施設が約8haに凝縮されています。コンセプトは「Modern Urban Village」で、計画区域の緑化面積は2万4,000㎡。都心のど真ん中に芝生の丘と中央広場が広がる風景は、旧来の東京のビル街とは別の文法で動っています。
就業者数約2万人、居住者数約3,500人、年間来街者数3,000万人が見込まれており、テナントの約半数が外資系企業というのも特徴です。アマンレジデンスや慶應義塾大学予防医療センターが入居し、「高層ビルの中に完結した街がある」という感覚は、六本木ヒルズよりもさらに濃密です。
客層
ビジネスパーソンと富裕層が中心。周辺には大使館が多く、外国人居住者の比率が都内でも飛びぬけて高い地区です。ヒルズ開業後は、40〜50代の女性層が増え「大人が楽しめる街」の側面が育ちつつあります。
観光客はスポット的に訪れますが、渋谷・原宿のような大量動員型ではなく、アートや建築に関心を持つ個人が下調べして来る層が多い印象。麻布台ヒルズギャラリーで開催される国際的な現代美術展が、その磁力になっています。
昭和平成令和
麻布台エリアはもともと外国公館と高台の住宅地が混在する閑静な地区でした。1990年代から再開発構想が持ち上がり、30年近い権利者交渉を経て、2023年の麻布台ヒルズ開業でようやく令和の顔を得ました。
平成の間は虎ノ門・六本木・赤坂の「脇」にあたるエリアという位置付けでしたが、令和に入って独立した「目的地」として機能し始めています。東京タワーを視界に収める立地は変わらず、「新しさ」と「東京の原風景」が同じフレームに入る場所です。
歩きかた
神谷町駅からヒルズへは徒歩約5分。六本木一丁目駅からもアクセスできるため、虎ノ門・六本木方面と組み合わせた回遊が自然です。
商業フロアは地下から地上2〜3階が中心で、食のマーケット「麻布台ヒルズマーケット」(地下)が充実。ランチ時間帯は近隣オフィスワーカーで混雑するため、10〜11時か15時以降が快適です。ギャラリーは事前にウェブで会期と予約状況を確認してから訪れるのがベストです。
住む目線で見る
家賃相場
1R 15〜25万 / 1LDK 28〜45万 / 2LDK 50〜120万
ランク
高級住みやすさ
補足
麻布台ヒルズ内のレジデンスは超高級帯だが、神谷町駅周辺の一般物件でも1R15万〜が相場。ヒルズ内に医療施設・インターナショナルスクールが揃い、日常の買い物はヒルズマーケットで完結。夜間はほぼ静かで治安良好だが、大型スーパーは徒歩圏外で食品調達はヒルズ内専門店頼み。