駒込 Komagome
染井吉野の発祥地、六義園と旧古河庭園を擁む山手線の静かな庭の駅
どんな街?
駒込(こまごめ)は、豊島区の北端に位置する山手線の駅を中心とした街です。山手線29駅の中でも特に「静かな駅」として住民に愛されていて、駅前に百貨店もチェーン飲食の密集もなく、抜けると住宅街という清潔な構造がこの街の個性です。
何といっても駒込の代表的な顔は庭園の存在です。駅南口から徒歩7分の六義園は、江戸時代に5代将軍・徳川綱吉の側用人・柳沢吉保が造営した回遊式日本庭園で、国の特別名勝に指定されています。春の枝垂れ桜ライトアップと秋の紅葉ライトアップは毎年行列ができる人気イベント。
もうひとつの名勝が旧古河庭園(北区)です。六義園から徒歩約15分で、洋館・洋庭園・日本庭園が共存するという珍しい構成。両庭園の「園結びチケット」(大人400円)を使って1日で2庭を巡るのが定番コースです。
駒込はまた「染井吉野(ソメイヨシノ)発祥の地」でもあります。江戸時代に現在の駒込一帯に染井村という植木職人の集落があり、ここで品種改良されたのがソメイヨシノだとされています。現在も染井霊園・染井よしの桜の里公園などにその名を残しています。
客層
住民比率が高く、週末でも混雑感のない静かな駅です。六義園・旧古河庭園の来訪者は40〜60代が多く、ライトアップ期間には若いカップルも来ます。外国人観光客は少数ですが、六義園は庭園として知名度があり個人旅行者がときどき訪れます。
昭和平成令和
植木・園芸業者の集落として江戸〜明治に栄えた「染井村」の名残が地名に残っています。昭和を通じて山手線の住宅駅として安定した人気を保ち、大きな開発もなくそのままの顔つきで令和に至っています。ライトアップイベントの整備やSNSへの拡散で、庭園の来訪者は年々増加傾向にあります。
歩きかた
南口から六義園(7分)→ 徒歩または都営バスで旧古河庭園(15〜20分)という流れが一般的。六義園は開園9時〜17時(入園16:30まで)で入場料300円、ライトアップ期間は夜間延長あり。
駅前の小さな商店街には昭和の食堂・居酒屋が残っていて、庭園散策後に立ち寄ると駒込の日常のテンポに触れられます。
住む目線で見る
家賃相場
1R 9〜12万 / 1LDK 13〜18万 / 2LDK 17〜25万
ランク
標準住みやすさ
補足
山手線と南北線の2路線で渋谷・新宿・池袋・大手町方面にアクセス可能。六義園・旧古河庭園という国指定名勝を徒歩圏に持つ稀有な住環境。駅前の商業規模は小さいため大型ショッピングは池袋に頼るが、それが静けさの源泉でもある。豊島区・北区の教育環境は整備されており、緑が多いことからファミリー層の評価も高い。