五反田 Gotanda
飲み屋街とITスタートアップが同居する、ハイブリッドな品川区の街
最寄駅
客層
時代軸
再開発
どんな街?
五反田(ごたんだ)は山手線の内と外を結ぶ分岐点のような街です。駅の東口方面には「五反田一番街」や「ハートアベニュー五反田」といった昭和の薫りが残る飲み屋街が続き、西口方面には住宅と小規模ビルが混在しています。
2018 年以降に注目を浴びたのが「五反田バレー」——freee・ococonala・セーフィーなど、今や上場を果たした企業の多くが五反田で起業期を過ごしたことから、この名が定着しました。渋谷に比べてオフィス賃料が安く、坪単価 1.5〜2 万円台で押さえられる雑居ビルが豊富なのが理由で、現在も 400 社超のスタートアップが集積しています。
2024 年 4 月には旧ゆうぽうと(労働金庫系の研修施設)跡地に「五反田 JP ビルディング」が開業。1 階に「五反田食堂」(フードホール)、上層には「OMO5 東京五反田 by 星野リゾート」が入居し、街の回遊性が増しました。
客層
昼間はオフィスワーカーとスタートアップ社員が主役。夜になると打って変わって飲み屋街は地元のサラリーマン・職人・近隣住民で埋まります。「昼は IT、夜は大衆酒場」という二面性が五反田の個性で、どちらかだけに寄らない点が街の器の広さを物語っています。
インバウンド観光客の比率はまだ低く、どちらかといえば「東京を知っている人が知っている街」という印象。ビジネス系のミートアップ・ピッチイベントが週複数回開催されているため、スタートアップ界隈の人の流れは独特に活発です。
昭和平成令和
五反田が「花街と映画館と大衆酒場の街」として栄えたのは昭和期。平成に入ってその面影は薄れましたが、IT バブルが起きた 2000 年代に家賃の安さを理由にベンチャー企業が流入し、「五反田バレー」という概念が生まれたのが平成後半。令和に入ってからは JP ビルと星野リゾートの開業で、ホテルと食の拠点としての側面が加わりました。
飲み屋街はいまも昭和のまま生きていて、新旧の層が重なるグラデーションが面白い街です。
歩きかた
東口の飲み屋エリアは夜 17 時以降に本領を発揮します。西口の五反田バレー周辺はランチタイムが賑やか。五反田 JP ビルの「五反田食堂」は平日昼・土日も使いやすく、フードホールとしては港区系よりぐっとカジュアルな雰囲気です。
大崎まで山手線で 1 駅、品川まで 2 駅。目黒川沿いの目黒エリアとも近く、南品川エリアの散歩との組み合わせが自然です。
住む目線で見る
家賃相場
1R 9〜13万 / 1LDK 15〜22万 / 2LDK 22〜33万
ランク
標準住みやすさ
補足
山手線・浅草線が使え品川・渋谷どちらへも短時間。駅西口方面の住宅街は比較的静かだが、東口は夜間に飲食客が多く賑やか。大型スーパーより商店街の総菜店・惣菜系が強い街で、食の充実度は高い。五反田バレー効果でスタートアップ系のシェアオフィス・コワーキングが充実しており、フリーランス・自営業者にも住みやすい。